晩秋の候、一般社団法人戸塚青色申告会の会員の皆様方におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

森会長をはじめ、一般社団法人戸塚青色申告会の役員及び会員の皆様には、平素から、税務行政に対しまして、深いご理解と多大なるご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、国税庁におきましては、毎年十一月十一日から十一月十七日までの一週間を「税を考える週間」とし、この期間を中心に様々な広報活動を行うとともに、税務行政に対するご意見やご要望をお寄せいただく機会としています。

今年も昨年に引き続き、「これからの社会に向かって」をテーマとして、国民の皆様に日常生活と税の関わりをご理解いただくことにより、納税意識の向上を図るべく、新聞広告やインターネット広告などのマスメディアを通じた広報に加え、国税庁ホームページや、ＹｏｕＴｕｂｅに開設している「国税庁動画チャンネル」等のＳＮＳを利用した広報のほか、税に関する講演会等も実施することとしております。

貴会におかれましては、「税を考える週間」の行事として、例年、税に関する「書道展」や「講演会」の開催等に積極的に取り組んでいただいており、そのご尽力に対しまして、改めて感謝を申し上げる次第でございます。

当署といたしましても、貴会をはじめとする関係民間団体の皆様のご協力をいただき、「書道展作品の表彰」や「税についての作文の表彰」のほか、「児童・生徒に対する租税教室」や「税の研修会」等の開催を通じまして、多くの皆様に日常生活と税の関わりを理解いただくとともに、各関係民間団体のご活動の内容を知っていただけるよう、全力で取り組んで参ります。

また、国税庁におきましては、納税者の皆様の利便性の向上や税務行政全体の効率化に加え、社会全体のＤＸ推進への貢献も図る観点から、税務行政のＤＸの更なる推進に向けて、税務手続のデジタル化の環境構築に取り組み、日常使い慣れたデジタルツールを活用するなどし、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」という将来像を目指しております。今後も、税務行政のＤＸの推進を図る上で貴会の皆様方との連携・協調は欠かせないものと考えておりますので、引き続きｅ-Ｔａｘの利用や年末調整手続の電子化、キャッシュレス納付、その他会計・税務のデジタル化を含めた様々な側面からの業務のデジタル化促進にお力添えいただけますよう、心からお願い申し上げます。

結びにあたりまして、一般社団法人戸塚青色申告会の益々のご発展と、会員の皆様方のご健勝並びにご事業の更なるご繁栄を心から祈念いたしまして、「税を考える週間」によせての挨拶とさせていただきます。